社内MVPをとり続ける“女性営業職”にきいた、仕事術&恋愛との両立の仕方

「営業職=男性」というイメージが強いかもしれませんが、近年は女性の営業職の方もたくさんいますよね。今回は、広告会社で営業職を務め、3年連続で社内MVPを受賞しているTさん(20代後半)に、どのように仕事をしているのか、そして仕事と恋愛の両立について取材してきました。教えていただいたポイントを紹介します。

「営業職=男性」というイメージが強いかもしれませんが、近年は女性の営業職の方もたくさんいますよね。今回は、広告会社で営業職を務め、3年連続で社内MVPを受賞しているTさん(20代後半)に、どのように仕事をしているのか、そして仕事と恋愛の両立について取材してきました。教えていただいたポイントを紹介します。


 

行動編

 


 

・売上予算を高めに設定する

「昨年、会社からいわれた年間売上予算は2000万円だったので、自己目標を3000万円の、予算対比150%に設定。大目標を立てた後、目標の細分化作業を行うために、毎月の売上予算を設定しました。初回の目標設定は強気にたてます」とTさん。「目標は高く設定したほうがいい」という言葉もある通り、予算も高く設定したほうがいいようですね。ただあまり高く設定しすぎると、達成できずにフラストレーションが溜まってしまう可能性も。売上予算の、125%~150%ほどを目安に設定するのがよさそうです。

さらに、個人の目標だけでなく、チームの目標もたてることも大切だといいます。「個人では達成できないことも、チームになれば達成できる」とTさん。過去には、一カ月間のチーム合計受注数を決め、それを達成するために、メンバーで受注数を競うゲームを開催。上位数名には景品、下位数名にはパンストを被るという罰ゲームがあったそう(笑)。もちろん目標の受注数を達成! 「営業」「売上予算」と聞くと、苦しい・つらいという印象ですが、“ゲーム感覚で楽しむ”と仕事もはかどりそうですね。

 

・目標を見なおし、行動目標もたてる

一度たてた目標も、数カ月たったところで、見直すそうです。まず目標と、現在までの差を数字で確認し、残りの期間で、毎月どれだけ売り上げればいいのかを再度、計算しなします。そのほか、部署の中心となって働いている方の売上動向や営業訪問数なども毎週チェック。その方と自分の差を確認し、たとえば「1日5社回る」といった具体的な行動目標もたてるそうです。数字で物事を考えることが、営業職には必須ですね。

 

・バーチカルタイプの手帳を活用する

仕事では、バーチカルタイプ(縦に時間軸が記されたもの)の手帳を使用し、1時間ごとではなく、30分ごとに予定を立てているといいます。30分ごとに予定をたてることで、1日の営業先の訪問数を増やすことができます。さらに「人間の集中力には限界があるので」とTさん。パソコンで行う事務作業などは、何時間も時間をとってだらだらするのではなく、集中力が続く30分を目安に行うそうです。また一日の「TO DO リスト」もその日の朝、手帳に書き込み、終わったら線で消しているといいます。リストをすべて終わらせてから帰るため、帰宅が終電ごろになることも……。

ちなみにプライベートの予定は、スマホのアプリを使用。習いごとやデートの予定では、かわいいスタンプを使って、テンションを上げるそうです。オンとオフをしっかり分けるのも手かもしれませんね。

 


 

メンタル編

 


 

・会社では泣かず、家で泣く

3年連続でMVPをとるTさんですら、目標達成できるかどうかの不安や、プレッシャーから何度も泣いたといいます。しかし、絶対に会社では泣かず、家で泣いていたそうです。社内で一人でも、ネガティブな雰囲気を醸し出していたら、チーム全体の雰囲気も悪くなると思っていたからだそう。家で泣いても、「このまま気持ちを引きずっていたら、予算達成できない。そしたらもっと後悔する」と思いなおし、次の日の朝には気持ちを切り替えて、出社していたとか。仕事ができる人は、仕事で悩まないと思っていたのですが、実はそんなことないんですね。

 

・休みの日もアクティブに動く

「24時間、誰よりも充実した時間を過ごす」をモットーにしているそうで、休日も、平日と同じ時間に起き、午前中からプライベートの予定を入れているといいます。現在は、ノー残業デーの平日1日と、休日1日の週2日は料理教室に通って、花嫁修業をしているんだとか! それだけでなく自分へのご褒美として有給休暇も必ず取得し、海外旅行にも毎年行っているそう。「楽しい企画を積極的にたて、頑張る期間のリミットを短期的に決めているんです。“この時期だけは頑張らなきゃ”と思うと、自然と一つの事に集中し、力を注ぐことができますよ」とのこと。さらに「今も、学生時代と変わらない生活をしていますよ。変わったのは就寝時間が早くなったぐらい(笑)。プライベートの時間も全力です!」とも。

自分で努力のリミットを設け、その間に結果を出せば、有給休暇も気兼ねなく取得できますね。

 


 

恋愛編

 


 

・仕事への情熱が同じ彼とつきあうことで、両立ができる!

仕事をバリバリこなしつつも、自身のプライベートも充実させるTさん。もちろん恋愛も両立しています。交際歴がもうすぐ2年になる彼も、同じ業界で営業職を務めており、成績も優秀だとか。「彼とは、仕事の話ばかり」というぐらい、一緒にいるときでも、後輩の育て方や仕事論について話しあったりするそう。ちなみに平日はなかなか会えず、休日にデートをつみ重ねてきて、ついに来年、入籍するそうです! 最初は、彼がTさんの仕事に対する志に魅かれ、交際をスタート。夫婦共働きが多い時代ですので、男性も仕事ができる女性に、自然と魅かれるのかもしれませんね。そして「どちらかが仕事でメンタルが弱っているときは、どちらかが引っ張って乗り越えてきた」というTさん。3年連続で社内MVPを受賞できたのは、彼と一緒にがんばってきた結果ですね。

キャリアウーマンの女性ならば、仕事への情熱が同じぐらいの彼がよさそう。そして平日に仕事を終わらせ、休日は2人のために時間を作ることを、お互いの目標にすることが、仕事と恋愛を両立できるポイントです!

 

取材中、思わず「すごい」という言葉を何度も発してしまいました。筆者にはなかった考え方で、営業職だった当時の自分に教えてあげたいです……。いきなり、すべてのことをマネするのは、難しいかもしれません。しかし、1つずつでも取り入れてみるのはいかがでしょうか。仕事がはかどり、成績が上がるかもしれません。またそんな姿勢に魅かれる男性もいるかも。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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